|
“とにかく、良いエサを食べさせてきちんと調整してあげることだよ。”
by Gareth
Wright
1957年、ファーランデブーの優勝インタビューにて。 新聞記者に「どうしたらそんなに犬を速く走らせるとができるのですか。」と、聞かれて。
食餌管理は、2つに1つです。あなたがペットを望むなら、ペットフードを与えれば良いだけです。市販のフードはどこにでも売られているし、そのまま与えるだけで済みます。大きな問題もありません。簡単でしかも経済的にも安上がりです。でも、あなたが優れたスポーツドッグを望むならミートダイエットを薦めます。 ミートダイエットとは、元々肉食である犬に肉を中心とした食餌を与えることで、犬本来の能力を引き出す食餌管理方法です。特に、犬ぞりの様に、能力の限界を突き詰めるスポーツでは、栄養のバランスを科学的に食餌管理が必要となります。ここでは、日本で行われる6DOG、8DOGレース(10〜20q)用の食餌管理についてお話します。 ミートダイエットは、主に @肉類 Aドッグフード B卵 Cレバー D水分 Eその他 を主体にします。肉食の犬は人と違い、脂質のの吸収率が高く、次にタンパク質、そして炭水化物の順で吸収し、エネルギーとして利用します。つまり、犬は脂質とタンパク質肉類を主食とし、炭水化物を副食とする動物なのです。ですから、市販のドッグフードだけでは、炭水化物の割合が50%を越える内容になり、消化器官に大きな負担をかけることになるだけでなく、脂質とタンパク質の絶対的な不足となるのです。(ペットの話ではありません。あくまでも、スポーツドッグの話です。) そこで、種類別に筆者が薦められる日本でのミートダイエットを例に挙げます。
@肉類
鳥肉;日本では鳥肉が最も安く手に入ります。そして、何か一種類の肉をと言われれば、 これが一番良いとされています。生で与えます。1s300〜500円 牛肉;牛肉は、人間用では高価すぎて犬用には使えないし、その意味がありません。愛犬誌 等で紹介されている犬用牛肉がベストでしょう。生で与えます。1s400〜600円 羊肉;北海道では、手に入れ易い羊肉は生で与えます。犬にとって非常に都合の良い (脂質に富む)肉ですが、若干高価です。 馬肉;高価すぎて、殆ど使用できませんが、犬にとっては大変良い肉です。生で与えます。 豚肉;常識として豚肉は加熱処理しなければ使用できません。
Aドッグフード
最低でも炭水化物の割合が50%
を越えない製品を選んで下さい。1s100〜800円
私のお薦めはズバリ、QC+というフードです。
筆者コメント 日本ではほとんど市販されていませんが、知る人ぞ知る優れモノのドッグフードです。 もちろん炭水化物は50%以下、脂質・タンパク質も非常に上質のモノを使用していて安心して使えます。 筆者自身のスポンサーでもあるのでもっと宣伝しておきます。 QC+の社長は、まじめな人で、20年以上務めた勤めた某有名ドッグフードメーカーを退職した後に、本当に良質のドッグフードを作ろうと、ご家族で小さな会社を起こしました。最新の設備と細心の品質管理を目指し、又、原料も他の多くのメーカーと違い、肉のパウダーを加工するのではなくて、自社工場で製粉化して、練るという念の入り用で間違いがなく、信頼できるポリシーを持った人です、ほんと。 まだ小さなメーカーですが、アメリカの東海岸のドッグショーや、北部の犬ぞりでも大メーカーを相手に素晴らしい成績を残していて、これから絶対に有名になるドッグフードです。ちなみに、私はこのフードを犬ぞりの神様と呼ばれる、アラスカのジョージ・アトラ氏から紹介されました。普通のディスクドッグなら、ほぼこのフードだけでO.Kと言える内容になっています。 ドッグフードにこだわりを持っている人は是非、使ってみて下さい。
詳しくはSHOPを覗いてみて下さい。
B 卵
よく知られているように卵は完全栄養食です。しかも、他の食品に比べ簡単に手に入り、安売りも多いので使い易い食品です。 固ゆでのゆで卵が、ベストです。ゆで卵は栄養価も落ちないし、よく言われるアレルギーの問題も解決できます。
Cレバー
牛レバーが良いでしょう。牛レバーは、犬が必要とするビタミンを多く含み、他の食品から吸収仕切れなかった栄養素もレバーを使用しておくことで補給できます。
D 水分
水は最も大切で、しかも最も安価な食品と言えます。スポーツドッグ(中型犬)の場合、水分として最低でも1日に2gは必要です。私の犬舎では、朝に1回、夕方の食事の後に約1gずつ与えます。しかし、真水の状態ではなかなか摂取しようとしないので、いろいろな方法で味付けして与えます。 ドッグフードを溶かしたり、コーンオイルを添加したり、又犬の食事を残しておき、水でのばして与えたりします。 又、ここで言う水は、20〜30℃に暖めて吸収しやすくして与え、通常、スープと呼んでいます。
レース(ゲーム)前の水分補給 私はレース当日は、レースがスタートする2時間半〜3時間前に与えます。又、特に水分を欲しがる犬やレース当日の気温が通常より高い場合にはスタートの30分前位にコップ1〜2杯のスープを与えます。 (犬が水分を吸収するスピードは、研究が進んでいないので明らかではありませんが、経験的に1時間に300〜500tと考えられています。)
Eその他
カルシウム・・・・ミートダイエットにカルシウムの添加が不可欠です。市販の物ではB.P.D.と言う製品がミネラル類も多く含み、使い易いと思います。 コーンオイル・・・コーンオイルに含まれるビタミンE(リノール酸)は、犬にとって不可欠です。ドッグフードにも必ず含まれていますが、非常に酸化しやすい為に、添加してあげる必要があります。
Example ドグタウン工房の食事 (あくまでも、現役のそり犬やディスクドッグ達の例です。)
20頭分 鳥 肉(ミンチ) 2s 牛 肉(ミンチ) 2s 卵 (ミンチ) 15個 レバー(ミンチ) 0.5s QC+(ドッグフード)5s コーンオイル 1/3カップ ビタミン補給剤;レッドセル 1/3カップ ウィートジャームオイル 1/3カップ
これらに、若干の水分を加えて混ぜ合わせて、犬の大きさや体質に合わせ、量を加減して与えます。 同じ大きさの犬であっても、与える量が大きく違うことはよくあります。 常に、犬の状態を確かめながら与えます。
(注1)上記の例は、ある1日の例で、気温や犬の状態、体質、犬の種類によって、大きく異なります。参考にする場合は、バランス(割合)をよく考えて、行ってください。
(注2)ドッグフードの炭水化物の配合率が、50%を越えるような場合は、肉類がもっと必要になります。
|
|
|
|